真山仁「レッドゾーン」感想
「ハゲタカ」シリーズ第三作。読みました~~。
私的には「ハゲタカ」>「レッドゾーン」>「バイアウト(ハゲタカII)」っていう感じかな。
今度の舞台は自動車業界!
米国ビッグ3の不審、トヨタ自動車のリコール問題と実社会でも話題に事欠かないだけに、興味深く読みました。
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あらすじ:
「アカマ自動車」は、創業者一族への信仰にも近いエネルギーを土台にした、日本を代表する自動車メーカー。オリジナルの国産車ブランドの確立を目指したい中国はアカマに買収をしかける。
意図の見えない友好的な申し出に始まり、真綿で首を絞められるように追い詰められていく経営陣。その頃、鷲津は中国国家の投資ファンドの運営を打診されていた。
感想:
相手が中国となると鷲津もニューヨーク仕込みのビジネスルールが通用しないようで、誰が筋書きを描いているのかわからない状態でストーリーが進むのでハラハラ。また、本音を語らない中国人との交渉は常に腹の探り合いで、ぐいぐいページが進みます。
そして、第2作では肩透かし感があった「あの謎」にせまるのが本作! これで「ハゲタカ」シリーズはひと段落なのかしら。サムも引退をほのめかしてばかりだし。でもでも本作でもまた、肩透かし感があったエピソードが! それが芝野なのですがw
彼は、銀行員時代の取引先である中小企業「マジテック」の再生に取り組むのですが、なんだかクライマックスにあまり絡んでこないんですよね。第4作でそのあたりが? んー、でもあまり掘り下げようもなさそう。
ハゲタカIIの時もそうだったのですが、終盤があまりに壮大すぎて「ポカーン」「きょとーん」とおいてきぼり状態なのは今回も同じかも。
でも、「小説を読んだ!」というフィクションの世界で遊んできたような楽しみが存分に味わえるのに、現実社会に目が向く感じは素晴らしい。




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