馳星周「トーキョー・バビロン」 感想
一時期、かなり熱心に読んでいた馳先生の本ですが、久々に手に取りました!
登場人物の狂いっぷりは以前の作品のほうが高い気がしますが、話として面白かったです。
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あらすじ:
ITバブル崩壊後の歌舞伎町。
かつて時代の寵児ともてはやされ、巨額の富を築いた宮前は、負債をたてにやくざの奴隷となりさがっていた。本家からフロント企業に追いやられた稗田、肝臓を壊してNo.1の座を奪われたホステスの紀香、若くして人生の敗者となった3人が起死回生の大博打をうつ。
手を組んでいるようでも、3人の腹のうちは同じ。
「金を手にするのは一人」
負け犬から這い上がるのは誰か・・・・
今の不景気と、起死回生をかける3人の様子がマッチして楽しめました。
金を巻き上げる標的になる消費者金融「ハピネス」の小久保のやくざ・右翼対応がつらそうでいたたまれなくなりましたが、実際もっとえぐいのかも、と思ったり。
馳作品でイメージしがちな、暴力や脳しょうぶちまけ系の描写はひかえめです。こじんまりとした印象もありますが、読んでいる最中は、「誰が金を!」「残りの人はどうなる?!」とかなりハラハラでした。
自己啓発本を読むよりもよっぽど、ビジネスと世の中の動きがわかったような気もします。



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