山田詠美「無銭優雅」 感想
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読みました!
私は中央線沿線に住んでいて、この小説に登場する場所に関して非常に土地勘があるので楽しめました。そのため、そうでない人はどうなのかちょっとわかりません・・・。
↓ ↓
あらすじ:
42歳の慈雨と栄の恋の物語。
「心中する前の日の気持ちでこれからつきあっていかないか?」
恋愛小説に死はつきもの、なぜなら恋をひきたてるから。
栄が慈雨に貸す小説は、ことごと登場人物が死にいたる。
文中、その引用をおりまぜながら進む40代の恋。
という感じで、非常にあらすじをまとめるのが難しい感じなのですが(このブログのあらすじ部分はどこかから引用しているわけではなくて自分で書いています)・・・。
恋すると皆同じといいますか、40代だからどうってこともないのね! という当たり前のような? 目からうろこのような? ことを感じさせてくれる作品です。もう○○歳だし・・・と何かをあきらめてはいけませんという感じです。
二人のいちゃいちゃ感が、好みが分かれるかもしれないですね。
栄は極度の乗り物酔いで、自転車で動ける範囲が行動のすべてなのですが、フランス料理を食べればフランスへ・・・・といった具合に二人の世界がまったく狭くならないのが素敵です。中央線沿線のお金持ちでない二人の物語ですが、ぜいたくって何だろう? と思ってしまいます。
引用される小説の出展が巻末にまとめられているので、興味があるものは探して読むことができます。
冒頭で書きましたが、私は中央線沿線に住んでいるので、
「この武蔵野市や隣の杉並区には、大きな屋敷が多い。一族の歴史を感じさせるたたずまいは、見事なものだが、決して、きらびやかではない。あからさまな華やかさは野暮とでもいわんばかりに、ひっそりと建ち並んでいる。そこには、お金をかけただけでは追い付けない風格が備わっていて、都心にはない雰囲気をかもし出している。」
という部分で「ほうぅーー」とため息をついてしまいました。
その通りなので!
私はそんなお屋敷をみるのが大好きなのです。
お屋敷のすばらしさをこんな風に表現すればいんだわ! と思いました。



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