奥田英朗「サウスバウンド」感想
面白さを説明するのが本当に難しいですが、とにかく面白かったです。
ストレスが解消されるような、爽快な読後感!
| サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1) | |
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あらすじ:
小6の上原二郎の名は長男なのに二郎。父は一郎。かつては過激派の中でも名を馳せた存在だったが、家でごろごろしてばかりいる。年金は払わず、日本人ではあるが国民でなくてもいいなどと近所中に聞こえるような大声で言う・・。
修学旅行費が不当に高いと旅行会社との癒着を批判し、担任の先生はノイローゼ気味に。そして、ある事件をきっかけに、すべてのしがらみを捨てて西表島に向かった上原一家は、ジャングルの中の廃屋で自給自足に近い生活を始める。電気もない状態ながら、島民のゆいまーる精神に助けられのびのびと暮らしていたのだが、そこはリゾート開発の予定地だったことがわかり・・・
山場もかなり盛り上がりますが、二郎の目線が語られる父の存在や日常のこまごまとした出来事が面白い。不良中学生に金をせびられたり、女の子の誕生会に呼ばれたりも、殺人事件と同じくらい重大な出来事。妹の桃子の存在で、同じ出来事でも女の子は全然反応が違ったりして微笑ましい。
社会って何? 当然と思ってしたがっているルールって何? 面倒を避けるためだけに正しいと信じていることがいっぱりあるのでは? と難しくなく、ふと考えてしまう作品。この「ふと」という感じがたまらないす!
おすすめです!
最近はビジネス書を読むことも多いですが、小説もバランス良く読んでいきたいです。
それぞれに学ぶところや楽しさがあります。


文句なしに面白い
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