2009年4月13日

「クローズドノート」雫井 脩介 感想


クローズド・ノート (角川文庫) クローズド・ノート (角川文庫)
雫井 脩介

角川グループパブリッシング 2008-06-25
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読みました~。
アマゾンのレビューでは賛否が分かれていますが、私は大好きです。
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あらすじ
大学生の香恵は、充実した大学生活を送るものの、主義主張がなく不思議にみられがちな女の子。ある日、自室に前の住人が残したノートを見つける。
ノートの主、伊吹先生は小学校の先生。試行錯誤しながらクラスをまとめる一方、恋には不器用で・・・・。
なんとなく教師になりたくて、ほんのりと片思いをしていた香恵の人生は、伊吹先生の人生をなぞることで変わっていく・・・そして実は伊吹先生は・・・

面白かったです!
ノートにはある秘密があるのですが、それが早々に読み取れてしまうことと、「犯人に告ぐ」等とまったくテイストが違うことから、期待はずれと思ってしまう人もいるようですが・・。

香恵ちゃんというキャラクターがかわいくて、男性作家が書いた時にありがちな妙な女性言葉もなくて、こういう大学生いそう! という感じでした。日常にに何の不満もないけれど、自分の夢や核となるものも持てず・・・そんな香恵が徐々に変わっていく感じが見事でした。

伊吹先生のいきいきとしたキャラクターも素敵で、あとがきにあるのですが、他界なさった実のお姉様(小学校の先生)の遺品となるノートをもとにしており、原文を利用した部分もあるそうです。

ノートを読んでいなかったら、きっと鹿島さんに流され、可奈子さんに圧倒されてしまっていそう?! そんな彼女の終盤の行動力は目をみはるものがあります。

特に大きな事件もなく淡々と話が進むのですが、それでぐいぐい読ませるところは見事だと思いました。日記をつけたくなります。

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