「クローズドノート」雫井 脩介 感想
![]() |
クローズド・ノート (角川文庫) 雫井 脩介 角川グループパブリッシング 2008-06-25 売り上げランキング : 110914 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
読みました~。
アマゾンのレビューでは賛否が分かれていますが、私は大好きです。
↓↓
あらすじ
大学生の香恵は、充実した大学生活を送るものの、主義主張がなく不思議にみられがちな女の子。ある日、自室に前の住人が残したノートを見つける。
ノートの主、伊吹先生は小学校の先生。試行錯誤しながらクラスをまとめる一方、恋には不器用で・・・・。
なんとなく教師になりたくて、ほんのりと片思いをしていた香恵の人生は、伊吹先生の人生をなぞることで変わっていく・・・そして実は伊吹先生は・・・
面白かったです!
ノートにはある秘密があるのですが、それが早々に読み取れてしまうことと、「犯人に告ぐ」等とまったくテイストが違うことから、期待はずれと思ってしまう人もいるようですが・・。
香恵ちゃんというキャラクターがかわいくて、男性作家が書いた時にありがちな妙な女性言葉もなくて、こういう大学生いそう! という感じでした。日常にに何の不満もないけれど、自分の夢や核となるものも持てず・・・そんな香恵が徐々に変わっていく感じが見事でした。
伊吹先生のいきいきとしたキャラクターも素敵で、あとがきにあるのですが、他界なさった実のお姉様(小学校の先生)の遺品となるノートをもとにしており、原文を利用した部分もあるそうです。
ノートを読んでいなかったら、きっと鹿島さんに流され、可奈子さんに圧倒されてしまっていそう?! そんな彼女の終盤の行動力は目をみはるものがあります。
特に大きな事件もなく淡々と話が進むのですが、それでぐいぐい読ませるところは見事だと思いました。日記をつけたくなります。



コメントする
(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)