女は英語でよみがえる 感想
何気なく手に取ったのですが、とても充実した内容の素晴らしい本でした。評判になったのがうなずける内容です。
33歳、地方、子育て中の主婦が、英語力を駆使して再就職した経験をもとに、語学力を仕事につなげたいと思う人に向け情報発信した一冊。
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私は韓国語を勉強中ということもあって、「英語」を韓国語に置き換えても十分参考になるし、それ以前に、仕事、いや物事に取り組む姿勢について考えさせられました。そういう意味で、英語学習者、女性に限らずおすすめできる本です。
年末年始に韓国に行った直後や、仕事が行き詰まった時など、
「あーもー、会社やめて韓国に留学したいっ! 言葉が身につけば翻訳とか語学教師とか働き口もあるんじゃないかしら」
などと現実逃避的に思ったりしてしまいますが(笑)、それがあくまで現実逃避にすぎないとつきつけられる本です。
まず、女性の再就職の難しさを理由に、現在仕事を持っている人は安易にそれを手放さないことをすすめています。現在の仕事の中で語学をいかせる部署への異動や、あえて趣味として続ける道もあると。
語学を使った仕事は高い専門性が求められるにもかかわらず、生計をたてるのが難しい。また、語学力を磨く段階でも、教育産業の罠、「まず語学力アップ」と方向性を定めずやみくもに勉強することの非効率性など、↑のような妄想を楽しんでいた私には身につまされることばかり。
また、学校におまかせで何かのプロとして立てることはほぼない。求められる力と、自分の実力、市場のマーケティング等々、自力で調査・分析するというスタンスでなければいけない、という部分も印象に残りました。これは何に取り組む場合にもあてはまると思います。
ですが悲観的な読後感というわけではなく、それでも尚この道に進もうという人への暖かな思いやりを感じます。女性の再就職・自立を促すとともに、語学職に対する社会の理解を深めることに貢献している良書だと思います。


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